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イオンが全店舗の配送方式変更、配送効率10%改善

2023年12月22日 (金)

荷主イオンは22日、物流の2024年問題に対応するため、24年春から全国3300店舗で店舗配送方式への移行を開始すると発表した。仕入れ、物流、販売といった一連のプロセスを連続的なサプライチェーンとして捉え、物流効率の視点からサプライチェーン全体を再設計することで、配送効率を最大10%改善することを目指す。

小売業は開店前や特売日前に物量が集中し、日別の物量差が大幅に変動するため、物流面での課題となっているが、イオンは各地域で物流と仕入れ、販売のプロセスを一体的に設計し、物流効率を改善するプロジェクトを展開。これらのプロジェクトの成果を踏まえ、全国の店舗に共通の配送方式を採用する方針となった。

具体的な施策として、「朝便」「昼便」の区分を廃止し、車両が満載で走ることを前提とした納品時間枠の設定と、日別物量の平準化による積載率の改善を図る。また、AI(人工知能)を活用した配送計画の最適化と必要車両数の効率化、ドライバー付帯作業の削減、鉄道モーダルシフトと共同配送の推進も図る。

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LOGISTICS TODAY編集部
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