モスFS、都市部店舗への無人納品など物流強化

フード「モスバーガー」を展開するモスフードサービスは19日、ドライバー不足や輸送力の低下といった物流の2024年問題への対応策として、物流効率向上への取り組みを強化することを発表した。

同社では2020年4月から実施している対面検品レスの納品システムにより、ドライバーの滞在時間を店舗当たり10分短縮することに成功。24年4月からは、都市部の30％の店舗で、4時から9時までに納品完了する早朝無人納品を本格的に始める。これにより、配送時間の増加を抑え、ドライバーの労働時間の不規則化と長時間化を解消することが期待される。

また、環境負荷の低い鉄道輸送や海上輸送を積極的に取り入れてきた同社は、関東から北海道と九州への在庫移送において、フェリーを使用したトレーラーでの海上輸送を採用。特に、関東から北海道への輸送では、コンビニエンスストア事業を手掛けるセコマ（札幌市中央区）と協業を開始。北海道に向けた帰り便を活用することで、物流人員の負担を軽減している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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