
▲DNP多機能断熱ボックスを活用した航空輸送の様子(出所:全日本空輸)
ロジスティクス全日本空輸(ANA)、大日本印刷(DNP)、セコマ(札幌市中央区)、野嵩商会(沖縄県宜野湾市)の4社は25日、北海道で製造した牛乳やヨーグルト、デザート類を新千歳空港から那覇空港まで空輸し、沖縄県内で翌日に販売する取り組みを7月7日に開始したと発表した。
ANAはこれまで稚内空港からセコマ商品の一部を輸送していたが、新千歳発の大型機材を活用することでコンテナ単位での輸送を実現。輸送量と商品ラインアップを拡大した。
輸送にはDNPが開発した「多機能断熱ボックス」を導入した。同製品は高性能断熱材と高い気密性を備え、電源を使わずに長時間温度を一定に保てるのが特長。パレットをそのまま収納できるコンテナ型で従来比2倍の輸送量を確保できる。冷凍・冷蔵品を常温車両で輸送できるほか、置き配や医薬品輸送にも対応可能で、食品物流の温度管理や再配達削減に寄与する。
対象は「サロベツ牛乳」「北海道生乳100%とよとみプレーンヨーグルト」「とよとみミルクコーヒー」「たまごプリン」などで、野嵩商会が運営する沖縄県内のスーパー「フレッシュプラザユニオン」で販売される。ANAは旅客便の床下貨物スペースを活用し、長距離輸送の効率化と物流の2024年問題への対応を図る。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。