あさひ、西日本主要物流センターを京都に移転

拠点・施設自転車販売のあさひ（大阪市都島区）は6日、主要物流拠点である「西日本物流センター」を三重県伊賀市から京都府京田辺市に移転し、10月から本格的に稼働すると発表した。この移転は中期経営計画「VISION2025」に基づき、物流基盤の強化と最適化を目指す取り組みの一環。

▲京都府京田辺市に新設された西日本物流センター（出所：あさひ）

オリックス不動産（東京都港区）が開発した「京田辺ロジスティクスセンター」を1棟利用し、新たな西日本物流センターとする。新拠点は京奈和自動車道・田辺西インターチェンジ（IC）から600メートル、第二京阪道路・枚方東ICから3.9キロに位置するなど、交通の利便性が高い。また、2027年度には新名神高速道路の全線開通が予定されており、西日本エリア全体や東日本との結束点としてさらに利便性が向上する見込みだ。

この移転により店舗に近い位置に物流拠点を配置し、配送効率を高めることで、物流負荷係数を80％削減することを目指している。庫内運用にはDX（デジタルトランスフォーメーション）を活用したバースコントロールシステムを導入し、ドライバーの待機時間の削減と管理の効率化も図る。

また、CO2排出量の削減や物流2024年問題への対応として、移動距離と車両を減らすことで環境負荷を軽減する取り組みも進めている。屋上には太陽光発電システムが設置されるほか、夜間や天候の影響で電力が不足する場合には、非化石証書付き電力の供給を受けることで、100％再生可能エネルギーによる運用が可能となっている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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