オリ不動産が京都に物流施設、バンテック一棟利用

▲「京田辺ロジスティクスセンター」（出所：オリックス不動産）

拠点・施設オリックス不動産（東京都渋谷区）は10月10日、京都府京田辺市の物流施設「京田辺ロジスティクスセンター」が完成したことを発表した。建物は地上3階建て、延床面積は2万16平方メートル、1階には最大19台が同時接車できるバースを備える。自動車部品をはじめとする総合物流企業のバンテック（横浜市西区）が、特定荷主専用の商品供給拠点として一棟利用することが決定しており、満床での竣工となった。

立地は京奈和自動車道・田辺西インターチェンジ（IC）から0.6キロ、第二京阪道路・枚方東ICから3.9キロに位置し、交通至便。また、2027年度には、名古屋と神戸をつなぐ新名神高速道路の全線開通が予定されており、さらなる交通利便性の向上が期待されている。

▲荷物用エレベーターと垂直搬送機

施設の屋根には太陽光発電システムが設置されており、発電した電力は施設内で利用することが可能。太陽光発電の電力で不足する場合には、入居テナント企業はオリックスから非化石証書付き（トラッキング付き）の電力供給を受けることで、使用電力の100％を再生可能エネルギー由来の電力として利用することができる。また、駐車場に電気自動車（EV）充電スタンド2基を設置するなど、積極的に環境配慮に取り組んだ施設となっている。

このほか、施設内には事業継続計画（BCP）として、24時間稼働想定の非常用発電機を設置。これにより、災害などに伴う停電時にも荷物用エレベーターや照明などが使用でき、物流機能を24時間継続可能になっている。

「京田辺ロジスティクスセンター」概要

所在地：京都府京田辺市甘南備台2-14-8
アクセス：京奈和自動車・田辺西ICから0.6キロ、第二京阪道路・枚方東ICから3.9キロ、JR学研都市線・京田辺駅から2.9キロ
敷地面積：1万2479平方メートル
延床面積：2万16平方メートル
規模・構造：地上3階建て、S造
駐車場台数：普通車44台、大型トラック待機場10台
設備：トラックバース19台（10トン車17台、4トン車2台）、床荷重1.5t/m2、梁下有効高5.5メートル以上、全館LED完備、非常用発電機完備、太陽光発電設備実装、電気自動車（EV）充電スタンド2基設置
着工：2022年8月1日
竣工：2023年9月29日

（クリックで拡大）

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

LOGISTICS TODAY編集部
メール：support@logi-today.com