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TLロジコム、伊東市民病院の移転を受注

2013年2月20日 (水)
移転準備が進められている新病院

移転準備が進められている新病院

メディカルSBSホールディングス傘下のティーエルロジコムは20日、地域医療振興協会から静岡県の市立伊東市民病院の移転業務を受注し、今月末から4日間作業を行うと発表した。

地域医療振興協会は、地域医療を支援することで地域振興を図るために設立された公益社団法人で、全国で50超の病院・診療所を運営している。

同協会が運営する市立伊東市民病院は、250床を持つ伊豆半島東部地区の基幹病院で、施設が老朽化していたため、700メートル離れた場所に移転することにした。

ティーエルロジコムは医療施設の移転を強みとしており、昨年は東京ベイ・浦安市川医療センター、上野原市立病院の移転を手掛けた。

新病院は昨年11月に竣工し、3月4日の開院に向けて準備を進めているが、医療施設の移転には取り扱いの難しい精密機器や大量の医薬品、さまざまな病状や容体の入院患者の移送に関するノウハウが必要となるため、今回の移転は今月28日から4日間で行うという。

入院患者の移送は、車いすやストレッチャー用の専用車両を用意するほか、容体悪化やストレスを防ぐために入念なリハーサルを行った。

同社は「待機や移動など病室外の時間を最小化する綿密な計画を練り上げた。安全、確実に移転作業を完了するよう万全な体制を整えていく」としている。