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TLロジコム、カインズ本社移転を一貫受託

2012年11月27日 (火)

ロジスティクスSBSホールディングス傘下のティーエルロジコムは27日、「カインズホーム」を全国に展開するホームセンター大手・カインズ(埼玉県本庄市)の本部移転業務を受託し、13日に完了したと発表した。コンサルティングから管理、移転実作業をトータルで受託した。

カインズは、業容拡大に伴い本庄市に建設していた新社屋が10月1日に竣工、群馬県高崎市から本部を移転した。

700人が勤務する新社屋は2.7万m2の延床面積を持つ大型施設で、本部機能のほか、人材育成施設として大ホールや研修室などを備え、従業員の能力開発を念頭に設計している。

TLロジコムは、新本部移転プロジェクトのレイアウト設計段階から参画し、荷量分析、移転計画の作成・管理などのコンサルティングから実作業まで一貫して受託。移転は、延べ作業人員350人、使用車両4トン車420台を動員する大規模なもので、10月1日から6日までの6日間に集中して実施し、ほとんどの作業を完了した。

移転作業は、旧本部が住宅地にあり休日や夜間の作業が難しいため、平日業務時間内に部署単位で実施する作業計画を分単位で作成。キャビネットを書類の入ったまま独自機材で輸送するなどカインズの業務中断を最小限にするよう配慮した。

この結果、すべての部署で90分以内に移転を完了。2時間後には新本部で業務を再開できるようにした。

今回の移転では、美術品や機密書類を輸送するため、専用の梱包材や車両を手配。機密書類箱には封印シールの貼付、車両への積み込み・下ろし時には担当者立ち会いで荷姿・数量や荷台施錠確認をするなど、セキュリティ対策を実施した。