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玉井商船、衝突事故の貨物船を売却

2013年3月4日 (月)

話題玉井商船は4日、子会社の所有船舶を売却することが決まったと発表した。新造船代替建造の資金を調達するために売却するもの。

売却するのは、玉井商船のリベリア子会社「T.S.セントラル・シッピング社」が所有するばら積み貨物船「NIKKEI TIGER」(載貨重量トン数4万5363トン)で、同貨物船は昨年9月に宮城県沖で漁船と衝突事故を起こし、漁船の乗組員22人が行方不明となった。

NIKKEI TIGERを売却する理由について、玉井商船では「事故を起こした船舶だから売却するというわけではなく、船齢が15年となっているため、代替建造する新造船の建造資金の一部に充てるもの」と説明している。

譲渡先は「海外の第三者法人」で、譲渡価額は未公表。6月までに引渡し、譲渡益5億8000万円を2014年3月期第1四半期決算に特別利益として計上する。