両備HD、採用強化で216人を採用

財務・人事両備グループは9日、「宇宙一本気（マジ）な乗務社員採用プロジェクト」の結果を発表した。2023年6月27日から2024年6月26日までの1年間で、目標の200人を超える216人の乗務社員を採用した。

（クリックで拡大、出所：両備ホールディングス）

このプロジェクトは、バス、トラック、タクシー、路面電車、船の各事業を対象に、大幅な待遇改善や800回以上の説明会、運転体験会を実施するなど、積極的なプロモーション活動を展開した結果である。特に、新たに採用された社員数は、コロナ禍前の1.6倍になるという。乗務社員の確保により、高速バスの復便や路線バスの増便が実現した。

しかし、現状の社員の年齢分布では50代以上が46.7％を占めており、さらなる若手採用が必要とされている。両備グループは、次のテーマを「若手採用」とし、性別に関係なく活躍できる環境づくりを目指し、10代から30代を中心に200人の採用を目指す計画を発表した。また、同プロジェクトは、労働時間の基準改正など2024年問題にも対応するため、交通と物流を守るための乗務担当社員の確保を目指す。

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LOGISTICS TODAY編集部
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