M&A情報通信機器メーカーのナカヨは19日、同社が保有する固定資産の一部について売買契約書の締結を決議し、特別利益を計上する見込みであることを発表した。これに伴い、2024年5月10日に公表した2025年3月期業績予想を修正することとした。
譲渡の理由は、経営資源の有効活用による資産効率の向上および財務体質の強化を図るためである。譲渡する固定資産は群馬県前橋市東大室町に所在する1万3223平方メートルの土地で、現況は野球グラウンドおよび駐車場となっている。譲渡価額は5億7000万円、帳簿価額は2億3000万円であり、譲渡益は3億2000万円となる見込みである。
譲渡先は国内法人であるが、守秘義務契約に基づき非公表。なお、譲渡先とは資本関係、人的関係、取引関係はなく、関連当事者にも該当しない。
譲渡の日程は以下の通りである。取締役会決議日が2024年7月19日、契約締結日が2024年7月31日、引渡日が2024年10月31日となっている。当該固定資産売却益は、2025年3月期第3四半期で特別利益として計上される予定であり、これに伴い2025年3月期の連結業績予想が修正された。
2025年3月期通期連結業績の修正予想数値は、売上高は177億円、営業利益は2億円、経常利益は2億3000万円で変更はないが、親会社株主に帰属する当期純利益が前回発表予想の2億1000万円から5億3000万円に修正され、1株当たり当期純利益は47.00円から118.62円に修正された。
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