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日通、医薬品物流センター3施設の譲渡完了

2021年3月31日 (水)

拠点・施設日本通運は3月31日、2021年3月期第4四半期(1-3月)に物流センター3施設の土地と建物を譲渡したことを明らかにした。譲渡については昨年4月に発表済みで、譲渡先はプロロジスが組成した私募ファンド(一部既報)。売却に伴い、固定資産売却損として90億5900万円の特別損失を計上する。

同四半期に譲渡したのは東日本医薬品センター(埼玉県久喜市)、西日本医薬品センター(大阪府寝屋川市)、九州医薬品センター(北九州市)で、いずれも医薬品専用倉庫。日本通運はこのほか、第1四半期には溝ノ口物流センター(川崎市)を譲渡しており、こちらは譲渡益として95億3600万円を計上している。これらの4施設は、別途締結した賃貸借契約に基づき、引き続き使用する。

なお、4施設の譲渡による損益は1月29日に発表した通期連結業績予想に織り込み済みで、売上高は2兆500億円(前期比1.5%減)、営業利益は720億円(21.6%増)、最終利益は530億円(3倍増)を見込む。

日通、4施設を500億円超でファンドに譲渡