東京都、貨物輸送評価制度を本格実施、5/7から受付

行政・団体東京都環境局は10日、トラックの燃費を評価し、その結果を公表する都独自の取り組み「貨物輸送評価制度」を今年度から本格実施すると発表した。都内で貨物を運送する事業者を対象に、5月7日から21日まで評価申請を受け付ける。

この制度は昨年、東京都トラック協会の蓄積データを活用して試行した初の燃費評価制度で、昨年は115社に対して燃費を偏差値評価し、その結果を一つ星から三つ星までに分類して公表した。三急運輸（東京都足立区）、日本レコードセンター（神奈川県厚木市）など7社が三つ星評価を獲得した。

本格実施となる今年度は、5月から受付を開始し、6月中に評価を実施、同月中に結果を公表する。

申請には、自動車1台ごとの燃料供給量と、燃料供給ごとに記録した走行距離をもとに算出した実走行燃費1年分（2012年4月から2013年3月まで）の記録や、ドライバーに対するエコドライブの教育訓練、指導などの体制、燃費データの集計・分析など燃費にかかわる日常的な管理体制を示す書類の提出が必要。

昨年同様、車種・重量に応じて設けた52グループで、実走行燃費の偏差値の平均をもとに評価し、6月中に評価証明書を交付する。今年度から、申請受付は東京都トラック協会が行う。

■申請窓口
東京都トラック協会

■問い合わせ先
東京都環境局
自動車公害対策部計画課
TEL：03-5388-3462

東京都トラック協会
TEL：03-3359-6671