拠点・施設プロロジスは28日、埼玉県行田市にBTS型物流施設「プロロジスパーク行田」の開発を決定したと発表した。この施設は特定企業専用の物流施設として設計され、東日本エリアの広域配送拠点として機能することを目指している。
「プロロジスパーク行田」は、国道125号「行田バイパス」近くの富士見工業団地拡張地区内に位置し、東北自動車道・羽生インターチェンジ(IC)から10キロ、加須ICから14キロとアクセスが良好なロケーション。およそ60000平方メートルの敷地に建設されるこの施設は、自動車、食品、飲料業界など、さまざまな業種に対応する物流拠点となる。自動車で30分圏内にはおよそ68万人の人口があり、雇用確保の観点からも立地条件が良いとされる。
施設の設計では、危険物倉庫(HAZMAT)や、ドックシェルター付きの冷凍冷蔵倉庫、重量物対応の床仕様、低床バース、天井クレーン、庫内空調設備など、さまざまな物流ニーズに応じた仕様が採用される見込みだ。さらに、専用待機場や洗車場などの設備も設置できるため、入居企業の多様な要求に応じたカスタマイズが可能である。
また、「プロロジスパーク行田」では、ESG(環境・社会・ガバナンス)推進および環境負荷低減への取り組みとして、施設屋根面に太陽光発電設備の設置を計画している。防災面でも、緊急地震速報システムや災害用無線機「ハザードトーク」の導入を予定し、BCP(事業継続計画)対応を強化する。
この開発プロジェクトは、関東全域および東北地方への広域配送拠点としての役割を果たすことを目指し、自動車、食品、飲料など幅広い業種の企業からの入居を見込んでいる。また、東北や関越地方広域への物流拠点として、さらにはサプライヤーの門前倉庫としての需要も期待されている。今回の開発により、プロロジスは物流業界の多様なニーズに応える新たなソリューションを提供し、地域経済の発展に貢献することを目指している。
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