フード伊藤園とコカ・コーラ ボトラーズジャパンは30日、愛知県新城市を中心としたエリアで共同配送を開始したと発表した。
両者によると、コカ・コーラの委託運送業者が、コカ・コーラの商品を店舗に配送した後の復路で伊藤園・豊橋支店に立ち寄り伊藤園の製品を積載。商品をコカ・コーラの倉庫に一時保管した後、翌日以降に両社の製品を混載し、共通店舗へ配送する。今年7月から実証実験を行い、手順や効果を確認したうえで、8月から本格運用している。
伊藤園では、小売店などに製品を配送する際、管轄の支店を中心に自社製品などを営業担当者が直接届ける「地域密着型営業(ルートセールス)」を行っている。しかし、流通・小売業界や物流業界の変化の中で、長距離の移動が必要なケースが生じ、配送効率の低下が課題となっている。
一方、コカ・コーラでは、自社物流拠点から小売店等に配送する際、委託業者の配送トラックを使用しているが、日によって積載量にバラつきがでるエリアがあり、積載率や配送効率の低下が課題だった。
このため、トラックとドライバーを両社でシェアし、1配送当たりの積載量を向上させながら輸送距離を最小化し、配送効率の向上を図ることになった。今回の取り組みで得られた知見をもとに、今後は他エリアへの拡大も進めていく。
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