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中国運輸局、12年度の行政処分トラックが突出

2013年5月1日 (水)

ロジスティクス中国運輸局は1日、2012年度に管内で自動車運送事業者(バス、タクシー、トラック)に対して行った行政処分(車両使用停止以上)の状況を取りまとめた。

12年度は、前年度より11件多い156件(7.6%増)の行政処分を行いこのうち、すべての営業行為が一定期間できなくなる事業停止処分は7件で、前年度の10件から3件減少した。所在不明による許可取消し処分は5件(前年度0件)。

業態別では、バスが10件(前年度20件)、タクシーが17件(同42件)と減少しているものの、トラックは129件(前年度83件)と大幅に増加。

行政処分に至った監査の端緒(きっかけ)は、駐停車違反、過積載運行など、公安委員会からの通知が51件(前年度58件)と最も多く、次いで労働局からの通報が50件(25件)となった。このほか、内部通報などの提供情報(33件)や重大事故情報(16件)をを端緒として監査を行っている。

行政処分に至る主な法令違反事項は、バス、トラックは点呼関係の違反、過労運転防止措置関係の違反が多く、タクシーは運転者への法令順守事項の徹底などの運転者指導監督関係の違反となっている。