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アルプス物流、通販・EC好調で増収も減益

2024年10月30日 (水)

財務・人事アルプス物流が30日発表した、2025年3月期第2四半期決算は、売上高が前年同期比4.3%増の609億8400万円、営業利益が同3.9%減の26億6000万円、最終利益が19.6%減の15億800万円と増収減益だった。

ロジスティードの特定目的会社、LDECによる普通株式公開買い付け(TOB)が行われることを踏まえて、2025年3月期の第2四半期末、期末の配当は行わない。また、TOB成立後に株式が上場廃止となる予定であるため、25年3月期の連結業績予想は記載されていない。

電子部品物流事業では、新規顧客への拡販活動や円安の影響で売上高は増加。利益面では、生産性向上に取り組む一方で、新倉庫立ち上げに伴う一時的な費用の発生や外注費、労務費の増加により減益となった。売上高は2.9%増の320億8500万円、営業利益は22.1減%の13億2000万円だった。

商品販売事業では、車載関連の電子デバイスの海外向け販売が増加し、売上高が増加。利益については、一時的な円高の影響による原価率の悪化により減益となった。売上高は5%増の137億1300万円、営業利益は4.6%減の4億9100万円だった。

消費物流事業では、生協宅配ビジネスが前期並みに推移したものの、通販・EC(電子商取引)物流での拡販活動や既存顧客の荷動きが堅調に推移したことで売上高が増加した。利益面では、売上高増加に伴う支払運賃や労務費の増加があったが、増収効果や自動化による効率改善の取り組みにより増益となり、売上高は6.6%増の151億8400万円、営業利益は51.3%増の8億4800万円となった。

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LOGISTICS TODAY編集部
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