ECアマゾンジャパン(東京都目黒区)は30日、ラストワンマイル配送を担う起業家を育成する「Road to Ownershipプログラム」の2期生の募集を開始した。現在、全国で説明会を実施している。プログラム修了後、所定の条件を満たすと、アマゾンから配送を受託するデリバリーサービスパートナー(DSP)として事業を立ち上げることもできる。

(出所:アマゾンジャパン)
同プログラムは、ラストワンマイルでの配送事業を立ち上げたい起業家を支援するために、今年6月からスタート。オンラインのセッションと自主研鑽を組み合わせた12週間のプログラムで、財務管理やリーダーシップ理論、労働法など、配送事業を経営するために必要な知識やスキルを学べる。また、プログラムを経て実際に起業した経営者と交流する機会もある。プログラム修了時には、DSPになるための事業計画書作成のサポートも受けられる。
プログラムの修了要件を満たし、最終面談を通過した修了生は、国内に会社を設立する条件で、DSPとしてのオファーを受け、アマゾンとの直接取引を始められる。
第1期生は6月にプログラムを開始し、8月末には卒業式が行われた。初の修了生となった参加者らの経歴はさまざまで、飲食、建築、ホテルなど異業種で働いていた人も多く、個人事業主としてアマゾンから委託された商品を配送するアマゾンフレックスドライバーの経験者もいた。
同社はラストワンマイル配送のネットワーク構築に250億円以上追加投資することを発表するなど、物流・配送ネットワークの構築・拡大に力を入れている。
同社は「プログラムへの参加を通じ、起業家として強固な基盤を築きながら、さらなる働く機会を創出し、組織として素晴らしい環境を作り出すことができるようになる。私達は配送ビジネスに興味を持ち、地域社会への貢献を目指す、意欲ある起業家を応援していく」としている。
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