M&A日本食・アジア食の専門商社、西本Wismettacホールディングス(東京都中央区)は11日、同社の洲崎良朗会長がMBO(経営陣による買収)で株式を取得し、上場廃止すると発表した。洲崎会長はTOB(株式公開買い付け)を実施するため、10月にワイエス商事を設立した。洲崎会長は上場廃止後も職にとどまり、経営に当たる。
同社によると、ワイエス商事による株式の買付期間は今月12日から12月23日まで。買付価格は1株当たり1930円、買付予定数は1194万9775株で、買付総額は230億6300万円を見込んでいる。同社はTOBに賛同し、株主に買い付けへの応募を推奨する意見を表明した。
今後、北米での積極的な事業展開や、デジタル化、IT化に向けたシステム導入で多額の投資が見込まれることなどから、株式を非公開化して機動的で柔軟な意思決定を可能にすることが必要だと判断した。
同社現在、東証プライムに上場しているが、TOB実施後は上場廃止となる。
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