行政・団体国土交通省は13日、原動機付自転車の区分を見直し、道路運送車両法施行規則の一部を改正すると発表した。来年4月1日から、出力制限した125cc以下の二輪車が原付き免許で運転できるようになる。
来年11月から原付自転車には新たな排出ガス規制が適用されるが、排ガス浄化に使われる触媒は、現在の50cc以下の原付では十分に温めることができない。このため、技術的に対応が困難で、開発費用を考えると採算が取れないとして、業界団体から車両区分の見直しを求める声があがっていた。
これを受け、警察庁が有識者による検討会を設けて協議した結果、「総排気量が0.050リットルを超え0.125リットル以下であり、かつ最高出力が4.0kW以下に制御したもの」を原付自転車に追加することになった。
今後、新たに製造される50ccを超える二輪車については、最高出力が表示されることになり、制限以下のものだけが原付免許で運転できる。
また、原付免許で運転できる二輪車については、道路交通法上の扱いが現行通りで変わらず、50cc以上でも最高速度30キロで、二人乗りはできず、二段階右折が適用される。
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