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警察庁、準中型(3.5-7.5t)免許新設へ意見募集

2015年1月20日 (火)

ロジスティクス運転免許制度の改正に向け、警察庁はこのほど道路交通法の改正試案をまとめ、2月4日までの日程で意見募集を開始した。

改正試案では、車両総重量11トン未満の免許区分を改め、新たに準中型自動車免許を設定、現行の普通免許区分(5トン未満)で運転できる自動車の車両総重量を「3.5トン未満」、準中型免許を「3.5トン以上7.5トン未満」、中型免許を「7.5トン以上11トン未満」とする。

また、準中型免許の受験資格は「18歳以上」とし、これまで20歳以上に制限されていた5トン超のトラックを18歳で取得できるようにする。中型免許の受験資格については、これまで通り「20歳以上、普通免許保有後通算2年以上」とする。

最大積載量2トンのトラックがコンビニ配送などで利用される場合に保冷設備を架装することで車両総重量が5トンを超えてしまうため、利用頻度の高い車種にもかかわらず普通免許で運転できないことが課題となっていたほか、受験資格の制限によって高卒者(18歳)が運送会社に就職しにくい状況となっていたことから、社会実態に応じた運転免許制度に見直すこととした。

準中型免許を取得する場合、貨物自動車向けの初心運転者対策として運転講習と応急救護処置に関する講習を義務付けるほか、準中型免許期間が通算1年に満たない場合は初心運転者標識の表示義務対象とする。このほか、国土交通省でも運転者教育の強化に向けた検討が行われている。

■意見募集要領
http://search.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000122371