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輪軸不正で検証会議が圧入力作業を視察

2024年11月20日 (水)

イベント一部鉄道会社の鉄道車両の輪軸組み立て作業で、検査結果を差し替えるなどの不正があった問題をめぐり、「鉄道車両の輪軸の安全性に関する検証会議」を設置した国道交通省は19日、検証会議の委員らによる輪軸の圧入力作業の視察を21日に実施すると発表した。

鉄道車両の輪軸組み立て作業をめぐっては、今年7月に起きたJR山陽線・新山口駅構内での貨物列車脱線事故をきっかけに、日本貨物鉄道(JR貨物)での不正が発覚。同社では、車軸を車輪や歯車に圧入する作業で、圧入力が基準値を超過していた場合、検査結果データを基準値内のデータに差し替えていた。

不正の発覚を受け、同省が9月に全国の鉄道会社に対し緊急点検を行ったところ、他の鉄道会社でも同様の不正が明らかになったため、圧入作業での輪軸の安全性の確認方法などを検証するため会議を設置した。

会議は大学教授らの有識者と車両メーカーの代表、鉄道会社、国交省の担当者らで構成され、東京大学生産技術研究所の須田義大教授が座長を務めている。

視察は埼玉県久喜市の東武鉄道南栗橋車両管区で行われ、委員らが実際の圧入作業を確認した後、輪軸の安全性の確認方法や、圧力が基準の数値を超えた場合の対応などについて議論する。

今後、必要に応じて検証会議を開催し、年内の検証結果の取りまとめを目指す。

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LOGISTICS TODAY編集部
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