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アルフレッサ、再生医療のイノバセルと資本提携

2024年12月3日 (火)

メディカル医薬品卸売のアルフレッサ(東京都千代田区)は2日、便失禁や尿失禁疾患を対象とした再生医療の開発を手掛けるベンチャー企業、イノバセル(東京都渋谷区)と資本業務提携したと発表した。アルフレッサは同社に10億円出資し、切迫性便失禁の治療を対象とした再生医療等製品「ICEF15」の日本国内での独占的卸売販売権を取得する。

切迫性便失禁は、便意を感じるもののトイレに行く前に便が漏れてしまう症状で、肛門括約筋の損傷が原因となることが多い。ICEF15を用いた治療法では、患者自身の骨格筋由来細胞を培養して外肛門括約筋に注入し、損傷した外肛門括約筋の修復を図る。

イノバセルはICEF15の第3相日欧国際共同治験を現在進めており、日米欧でのICEF15の販売に向けた体制構築に取り組んでいる。

両社は11月19日付で業務提携基本契約を締結し、アルフレッサは10億円出資して、イノバセルの発行済株式の4.2%に相当する117万6471株を取得した。イノバセルは、この資金を活用して日欧共同治験を進めるとともに、米国での治験開始準備や日本でのICEF15製造体制の構築を図り、さらなる研究開発や、株式上場準備などにも取り組む。

今後は、日本国内におけるICEF15の商業化やICEF15以外のパイプライン製品の製造・卸売販売などに関しても、協業の検討を進めていく。

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LOGISTICS TODAY編集部
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