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日立、英国で鉄道車両の追加受注内定

2013年7月19日 (金)

荷主日立製作所は18日、英国の都市間高速鉄道計画(IEP)で同国運輸省から、新たに老朽車両の置き換え向けに車両270両(9両×30編成)の保守事業を12億ポンドで受注することが内定した、と発表した。

同社出資の特別目的会社「アジリティ・トレインズ社」を通じて、「インターシティ225電気機関車」牽引の客車編成の保守を追加受注したもの。

2012年7月に締結した正式契約に続く追加受注で、アジリティ・トレインズ社は同年7月に英国運輸省と締結した契約条件と同様に、今回の追加受注分についても27年半にわたって車両のリース事業を展開する。

また、アジリティ・トレインズ社から同社のリース事業向けに、今回の追加受注270両を含む866両の車両製造、27年半にわたる保守事業を引き受ける。今後、追加受注の正式契約に向け、調整を進める。

このプロジェクトは、英国運輸省が主導するPPPスキームで実施される。IEPは、同省が主導する英国都市間高速鉄道の車両置き換えのためのプロジェクトで、日立は12年7月に、特別目的会社アジリティ・トレインズ社を通じて正式契約を締結した。

同社では今後、英国、欧州の鉄道システム事業の強化に向け、鉄道車両の生産拠点としてイングランド北東のダーラム州ニュートン・エイクリフに、新たな拠点を設立する計画で、同国の鉄道システム事業を強化・拡大を進める。