
▲スマートフォンで情報収集を行うドライバー(出所:Hacobu)
サービス・商品大和ハウスグループの大和物流(大阪市西区)と物流管理システムの開発などを手掛けるHacobu(ハコブ、東京都港区)は5日、大和物流が持つ18の拠点の軒先情報を、Hacobuのトラックドライバー向けスマートフォンアプリ「MOVO Driver」を通じて公開すると発表した。
トラック運送の取引現場では、元請事業者から1次請け、2次請けの運送事業者に配送を委託する「多重下請け構造」が常態化しており、荷主からドライバーに、配送先の受付時間や場所、入場口など、荷物の積み降ろしに必要な物流センターの「軒先情報」が伝わっていないことがある。
こうした場合、ドライバーは、仲間と情報交換したり、物流センターに自分で電話したりして軒先情報を収集しているが、大和物流ではドライバーがすぐに確認できるよう、情報を公開することにした。
公開する情報は、受付時間や受付場所、入場口、連絡先などで、構内での待機可否や夜間受付の有無なども確認できる。情報はMOVO Driverの中の「物流情報マップ」で見られるほか、大和物流の自社サイト内の「物流センター情報ページ」にも掲載される。
情報が公開されるのは、Hacobuのトラック予約受付サービス「MOVO Berth」が導入されている18拠点のみだが、今年末までに50拠点以上の物流センターに同サービスを導入する予定で、順次、軒先情報を公開する拠点も増やしていく。
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