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アジア太平洋物流市場は32年に5.3兆米ドル規模に

2025年2月6日 (木)

ロジスティクスReport Ocean(レポートオーシャン、東京都中央区)は6日、アジア太平洋地域貨物・物流市場に関するレポートを公開した。2032年までに3兆3400億米ドルから5兆2900億米ドルへ急成長し、24年から32年までの年平均成長率(CAGR)は5.24%に上ると予想している。

成長の要因は、特に中国、インド、東南アジアなどの新興経済圏での急速な経済成長のなかで、効率的なサプライチェーン・ソリューションに対する需要が高まっていることが挙げられた。これらの地域では著しい工業化と都市化が進み、急成長する製造業、小売業、電子商取引部門を支える高度なロジスティクス・サービスが必要とされている。また、港湾容量の拡大、輸送網の強化、ロジスティクスパークへの投資といった戦略的なインフラ整備も成長の促進要因となっている。

さらにテクノロジーの急速な導入も成長の一因となっている。人工知能、ブロックチェーン、モノのインターネット(IoT)の技術革新は輸送の透明性を高めたり運用コストを削減するだけでなく、物流サービスの全体的な信頼性とスピードを向上させている。

一方、市場では燃料価格の変動、地政学的緊張、熟練労働者の必要性などの課題を抱えており、企業は戦略的提携を活用して労働力の訓練と開発に投資。変化に迅速に対応できる柔軟なサプライチェーン戦略を採用している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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