調査・データインドの市場調査会社アステュート・アナリティカは27日、世界の自動車物流市場はは2024年から33年までの間に2倍の7443億9000万ドルの規模に成長するとの予測を公表した。自動車生産台数の増加や電動自動車(EV)の普及にともなうバッテリーの輸送量の増加などが成長を後押しする。
同社によると、24年の同市場の規模は3636億4000万ドルで、今後33年まで年平均8.6%の成長を続ける。
同社によると、世界の自動車産業は24年に約9130万台の自動車を生産したと見られ、流通サービスに対する需要は拡大し続けている。特にアジアでは、24年に新設されたロジスティクスセンターの10カ所のうち7カ所が自動車倉庫に特化するなど、市場を牽引している。EVを巡ってもアジアでは、メーカー9社が24年の生産台数の増加を計画している。
また、北米では大量出荷に対応するため、23年に4つの専用物流ハブが新設された。24年に交換部品の世界出荷台数が3億台を突破し、アフターマーケット物流への注目が高まっている。
欧州ではサプライチェーンの効率性を高めるため、ブロックチェーンの採用やAIを活用した予測などが進んでおり、その成果に注目が集まっている。
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