M&Aコファクター(米国)は6日、AIベースのソリューション、ファクター・アイオー(米国)を買収したと発表した。同社は、調達から生産、配送までを一元管理するプラットフォームを提供しており、今回の買収により電子部品に限らず、幅広い部品や素材の管理を自動化し、物流遅延の軽減を目指す。
ファクター・アイオーは、製造業者が発注する部品リストの進捗を自動で追跡するシステムを提供している。発注先となる多数のサプライヤーと連携し、発注内容や在庫状況における不一致を検出・通知することで、部品の遅延による生産停止リスクを低減する。同システムは世界最大規模の自律配送システムの製造業者や、医療機器大手などで既に導入されており、部品の位置情報や在庫状況をリアルタイムで可視化している。
ファクター・アイオーCEOのダグ・シュルツ氏は、コファクターの戦略的アカウント責任者として加わり、同プラットフォームの次世代機能の開発を進める。シュルツ氏は「データ不整合は供給網の遅延の主因であり、これがコスト増や市場投入の遅れを招いてきた」と述べ、今回の統合によって製造業者の効率向上を図る意向を示した。
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