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アルフレッサ子会社、再生医療CDMOの日韓SC強化

2025年12月24日 (水)

メディカルアルフレッサホールディングスの子会社であるセルリソーシズ(東京都千代田区)は24日、韓国の細胞・遺伝子治療CDMO大手エンセルと、再生医療分野での戦略的パートナーシップ契約を締結したと発表した。再生医療TSCS(トータルサプライチェーンサービス)構築の一環として、事業拡大と技術力向上を目的とした提携となる。

エンセルは、韓国国内のCDMO市場で60%のシェアを持ち、3つのGMP施設を運営。CAR-TやMSC、ウイルスベクターなどを活用した治療のGMP製造や、自社開発中の間葉系幹細胞(MSC)療法「EN001」などの新規パイプラインを有する。同社は韓国のバイオ企業だけでなく、グローバル製薬企業にもCDMOサービスを提供している。

▲契約締結式の様子(出所:アルフレッサホールディングス)

今回の提携により、セルリソーシズは「EN001」の日本展開を支援し、国内製薬企業との連携創出を目指す。エンセルは、再生医療市場や事業戦略に関するアドバイザリーサービスや技術支援を実施。両社はCDMOサービスを求める企業の相互紹介も行い、アジア域内における再生医療関連事業の展開強化を図る。

再生医療においては、高度な細胞加工や温度管理物流など、精緻なサプライチェーンの整備が求められる。今回の連携は、日韓両国の再生医療市場におけるCDMO機能の補完関係を活用し、物流・製造・研究開発の強化につながる見込みだ。

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