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商船三井、液化エタン船5隻の長期契約

2025年3月18日 (火)

ロジスティクス商船三井は18日、同社グループ会社MOL(シンガポール)が、3月17日にタイ素材最大手サイアム・セメント・グループ(SCG)の完全子会社SCGケミカルズ社(SCGC、タイ)向けに、追加2隻の新造液化エタン専用船(VLEC)の長期定期用船契約を締結したと発表した。これにより、1月24日に契約済みの3隻と合わせ、同社向けのエタン輸送船は合計5隻となる。

新たに建造される2隻のVLECは、それぞれ10万立方メートルの貨物容量を持ち、2028年上旬に完成予定だ。建造は韓国の三星重工業が担当する。これらの船舶にはエタン二元燃料推進機関が搭載されており、従来の重油燃料船と比較して温室効果ガス、硫黄酸化物、窒素酸化物の排出を抑制する仕様となっている。これにより、SCGC社がベトナムに保有する石化プラントに向けたエタンの安定輸送を実現する。

同社グループが管理・運航するVLECは、今回の契約を含め14隻となる。現在、世界で竣工または発注済みの液化エタン専用船は90隻であり、同社の事業規模は世界最大級となる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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