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ニチレイフーズ、中国野菜の調達力を強化

2010年12月8日 (水)

拠点・施設ニチレイグループのニチレイフーズは8日、台湾の商和興業股フン有限公司と合弁で、中国山東省の泰安市に農産加工品の生産、販売を行う会社を設立すると発表した。

 

世界人口の増加に伴う需要の高まりや、昨今の世界的な天候不順による野菜の不作で、農産物の安定的な調達が難しくなっていることから、野菜品中心の製造・輸出入を営む商和興業との共同事業に踏み切るもの。合弁会社は、中国で農産物の栽培から携わり、生産ノウハウを蓄積、良質な農産加工品の安定調達と付加価値の高い商品の開発を行い、事業拡大を目指す。

 

合弁会社を設立する泰安市には大規模農場が存在し、有機野菜の生産基地でもある。農薬管理に対する意識レベルが高く、「食の安全・安定」を実現するため良好な立地と判断した。ニチレイフーズでは「合弁会社は日本向け販売にとどまらず、中華人民共和国内や第三国に対する販売を視野に入れて事業展開していく」としている。