
(出所:ヤマト運輸)
ロジスティクスヤマト運輸は7日、イラストや文字を指差しするだけで宅急便の発送手続きができる「コミュニケーションボード」を導入したと発表した。聴覚障がい者や外国人などにも分かりやすい宅配サービスを目指す。
コミュニケーションボードは、営業所社員の提案をきっかけに2024年から開発。現在は日本語と英語に対応している。今後、地域特性や顧客ニーズに応じて中国語や韓国語など、対応言語を拡大していく計画だ。きょうから東京都内と関西エリアの767営業所に先行導入。13日開幕の大阪・関西万博会場内の宅配・手荷物預かりカウンターにも設置し、ことし秋ごろまでに全国の営業所に展開する。
導入背景には、24年4月改正の「障害者差別解消法」がある。事業者による障がい者への「合理的配慮」が義務化されたことに加え、訪日外国人旅行の増加に伴う多言語対応の必要性も高まっている。ヤマト運輸は、中期経営計画で「誰一人取り残さない社会」の実現を掲げる。22年には「ユニバーサルマナー検定」を導入、これまでに累計5万8000人の社員が受講した。外国語ユーザー向けには、多言語対応の送り状発行ツールも提供している。
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