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今治造船、環境対応大型コンテナ船を引き渡し

2025年12月23日 (火)

▲大型コンテナ船「ONE SERENITY」(出所:今治造船)

荷主今治造船(愛媛県今治市)は22日、1万3932TEU積載の大型コンテナ船「ONE SERENITY」を19日に丸亀事業本部で引き渡したと発表した。

同船は、デッキ上に最大4段のラッシングブリッジを備え、冷凍コンテナや危険物対応のIMDGコード適合貨物の積載にも対応。環境面では、省エネデバイスやツイスト舵、低摩擦塗料の採用により、燃費性能を大幅に向上。CO2排出性能指標EEDIの規制基準から60%の削減を達成した。

また、SOx規制対応のハイブリッド型排ガス浄化装置(EGCS)や、NOx規制対応の排ガス再循環システム(EGR)も搭載。将来的なメタノールやアンモニア燃料、CO2回収装置への対応設計も行っており、船級協会からAiP(概念承認)を取得している。

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