調査・データユーザックシステム(大阪市中央区)は24日、パン粉メーカーのフライスター(横浜市港北区)と共同で進めた受注業務自動化の実証実験で、93.6%以上の精度を達成したと発表した。AI(人工知能)エージェントとRPAを組み合わせた「受注AIエージェント」を活用し、ファクスによる注文書処理から基幹システムへの連携までを自動化した。
実証実験は、文字情報の取得や取引先情報の抽出、基幹システム用レイアウトの出力など4つの工程に分けて実施された。中でも商品情報とレイアウト出力は100%の精度で処理され、高い成果を示した。従来、誤入力のリカバリーに飛行機を使用していたケースもあり、物流コストの増大が課題だったが、本システムによりミスの削減とコスト抑制が期待される。
今後、フライスターでは要件整理を進めたうえで本格導入を検討し、ユーザックシステムも「受注AIエージェント」の汎用性向上と精度改善に取り組む。
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