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ユーザック、業界団体と受注システムの実証実験

2025年1月8日 (水)

調査・データ業務用ソフトなどの開発を手掛けるユーザックシステム(大阪市中央区)は8日、スポーツ⽤品業界の情報システム化の促進に取り組む業界団体「スポーツ用品情報システム研究会」と共同で、生成AIとRPAを連携させた受注システム「受注AIエージェント」の実証実験を開始すると発表した。

同研究会では、これまでスポーツ用品業界全体における情報システム化に取り組んできたが、受注業務ではイレギュラーな対応や人が判断が必要になる非定型業務があり、システム化が進まなかった。

たとえば、発注時に品番ではなく、商品名や略称が使われることが多く、充分な商品知識が必要になるほか、ユニフォームなどはチーム名で追加注文を受けることが多く、過去の取り引きを調べる必要も発生する。

開発した受注AIエージェントは生成AIと同社の受注自動化ソフト「Autoジョブ名人」を連携させることで、こうした非定型の受注業務の自動化を図る。

実証実験は同研究会に参加する企業1社と共同で実施する。企業側では、担当者が手作業で処理してきた受注情報を受注AIエージェントに学習させ、情報を蓄積したうえで、過去の取り引きに類似した注文が入った際、自動処理を行う。

実験を通じて、注文書のOCR読み取りの精度や、過去取引データとの照合の正確性、社内ルールに基づく判断の的確さなどを検証し、実用化を目指す。

同研究会では「受注業務の自動化は、業界全体の効率化と持続可能な成長に向けた重要な一歩。非定型業務の課題を解決し、働きやすい環境を構築するとともに、スポーツ用品業界の競争力強化に寄与したい」などとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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