M&Aヤマタネは22日、阪急阪神エステート・サービス(HHES、大阪市福島区)のアーカイブ事業を譲り受けることを発表した。HHESが新設する「ヤマタネドキュメントマネジメント」の全株式を取得し、7月1日付で子会社化する。
新会社のヤマタネドキュメントマネジメントは、大阪府東大阪市に本社を置く。資本金は5000万円で、代表取締役社長には現ヤマタネグループ監査役の長谷川洋が就任予定。4月30日に設立を予定しており、HHESから文書保管、文書電子化作業、機密文書廃棄事業を承継する。また、文書管理コンサルティング事業を展開するキョクトウ(大阪府東大阪市)も新会社の完全子会社となり、1969年の設立以来培ってきた文書電子化のノウハウを活用していく。
ヤマタネは物流、食品、情報、不動産の4事業を展開し、首都圏と近畿圏に物流センターを運営している。企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)化に伴う文書電子化ニーズの高まりを背景に、アーカイブ事業を注力すべきコア事業として位置付けている。今回の子会社化により、HHESの関西での顧客基盤と文書管理ノウハウ、さらにキョクトウの文書電子化技術を活用し、関東・関西両エリアでの事業基盤を強化する。また、文書管理コンサルティングと電子化作業における専門人材の確保を通じて、デジタル化への対応力を一層高めていく。
キョクトウの2024年3月期の業績は、売上高3億500万円、営業利益2100万円、経常利益2200万円、純利益1400万円を計上している。総資産は3億1900万円、純資産は2億7200万円。
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