SBS、新生歌舞伎座の静脈物流を受託

ロジスティクスSBSホールディングスは28日、傘下のSBSサポートロジ（旧総合物流システム、東京都江東区）が、今春竣工した歌舞伎座と歌舞伎座タワーで構成される「GINZA KABUKIZA」の廃棄物処理を受託した、と発表した。

4月の歌舞伎座開場に続き、オフィスタワーへの大手企業の入居が10月でほぼ完了し、11月から本格的な静脈物流を開始する。

GINZA KABUKIZAは、歌舞伎座と29階建の歌舞伎座タワー（総貸室面積4万m²）で構成される大型複合施設で、伝統文化と最先端の高層ビルが融合する銀座の新名所として注目されている。

SBSサポートロジは、受託に際して集積所への運搬方法、収集容器などの設備、集積所で作業性を高めるためのレイアウトを提案し、その多くが採用されて施設全体の廃棄物処理の効率化を図った。

同施設は、計画段階から環境性能や安全性などを評価する日本政策銀行の認証制度で「プラチナ認証」を付与されるなど、環境・社会への配慮を重視しており、SBSサポートロジでは、排出された廃棄物を自社処理施設で分別、再資源化して同施設のコンセプトに対応する。