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オカムラ、BI付き倉庫最適化システム「Optify」発売

2025年5月12日 (月)

サービス・商品オカムラは12日、倉庫管理システム(WMS)にBI(ビジネスインテリジェンス)機能を一体化させた倉庫最適化システム「Optify」(オプティファイ)を5月から発売すると発表した。作業進ちょくの可視化やAI(人工知能)による作業量予測で、倉庫のオペレーション改善を支援。マテハン機器とのスムーズな連携も特徴だ。

▲(仮称)AZ-COM Matsubushiの外観パース(出所:オカムラ)

▲システムイメージ図(出所:オカムラ)

オプティファイは、オカムラが従来提供してきたマテハン機器や機器制御システム(WCS)との連携に加え、WMSとBI機能をワンストップで提供。これにより、マテハン機器導入時の複雑な調整作業や連携にかかる開発期間・コストを削減できるという。

BI機能「Opt(オプト)BI」は、WMSから収集・蓄積したデータを活用。庫内作業のリアルタイムな可視化・分析や、AIによる作業量予測を行い、オペレーション最適化のための意思決定を支援する。例えば、入荷から出荷までの作業進ちょくを可視化し、効率的な人員配置を実現。過去の作業実績やイベント情報を加味したAI予測で、事前の人員確保や当日の効率的な配置も可能になる。

▲人員の配置換えのイメージ(出所:オカムラ)

▲AIによる作業量予測のイメージ

開発背景には、物流倉庫における管理の複雑化と、それに伴う運営課題の顕在化がある。大量の注文処理、在庫管理、タイムリーな配送が求められるなか、マテハン機器など複数のシステムを連携して運用することが一般的だが、これが管理の複雑さを増大させている側面もある。加えて、コスト削減や適切な人員配置、作業効率向上、2024年問題に起因する時間的制約も大きな課題となっている。

オカムラは、「オプティファイ」の提供により、WMSとマテハン機器連携時の調整作業の短縮や、データに基づいた現場改善を促進。システム導入から保守までの窓口も一本化し、ワンストップでトータルサポートする。同社は、物流システムのインテグレーターとして、物流業務の最適化に貢献するとしている。

▲「オプティファイ」によるワンストップサポートのイメージ(出所:オカムラ)

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LOGISTICS TODAY編集部
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