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川西倉庫の新中計、DXとASEANに積極投資

2025年5月13日 (火)

調査・データ川西倉庫は13日、2028年3月期を最終年度とする3か年の中期経営計画「Vision2027事業領域の拡大」を公表した。ASEAN向けの投資を積極的に進めるとともに、DX(デジタルトランスフォーメーション)にも取り組み、30年度の営業収益350億円の達成に向けて、300億円の営業収益を目指すとしている。

同社は22年に30年度に向けた長期ビジョン「KAWANISHI2030」を発表。9年間を3つのフェーズに分けて、目標の達成を図るとしている。

業績の安定と財務基盤の強化を第一の目的としていたフェーズ1が前年度で終了し、今年度から始まるフェーズ2では、経営基盤の安定と強化を基本に、既存事業の利益改善に取り組むとともに、「これまでのビジネスモデルにとらわれることなく、時代に合致した物流の構築を進める」とした。

最終年度の営業収益を300億円としたほか、営業利益を15億円とし、営業利益率を24年度実績から1.0%引き上げ、5.0%にするとした。

投資計画では、3年間で40億1000万円の投資を見込んだ。成長に向けた戦略的投資として18億円、本社社屋の移転建設などに10億円を計画したほか、次期基幹システムに4億6000万円、新型荷役機器の投入などDX投資に2億円、インドネシアの第三倉庫の土地取得に5000万円などを予定している。

3か年の事業戦略の重点目標として「次世代型物流施設の計画推進」「ASEAN投資」「リコンストラクション(拠点/組織の再構築)」の3つを挙げ、DX機器の積極的な導入による従業員の負担軽減を図るほか、同業他社との共同利用も想定した物流施設の整備などを進める。

また、物流拠点の機能充実を図り、運送部門を強化するとともに、ASEANの物流拡大を起点とした長距離海上輸送などの海外物流業務の強化を図るとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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