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ホンダ、電動二輪車のリース販売を開始

2010年12月16日 (木)

産業・一般EV-neo PRO本田技研工業は16日、電動二輪車「EV-neo(イーブイ・ネオ)」のリース販売を24日に開始すると発表した。

 

EV-neoは、重量物の運搬や配達業務などのビジネス用途向けに開発し、「クリーン」「静か」と「力強さ」を両立させた原付一種(第一種原動機付自転車)の電動二輪車。

 

今月から2011年3月にかけて、複数の協力企業に走行データ収集などのモニタリングを行うための車両約100台を納車し、一般の企業や個人事業主に対するリース販売は、2011年4月から開始する。

 

モニタリングを通じてビジネスの現場で取得した各種データは、10月から実施している10台の試作車によるテスト運用のデータと合わせて、今後の電動二輪車の開発に活用する。

 

EV-neoは、走行時にCO2を一切排出しない環境性能に加え、低回転からトルクのあるモーターの特性を活かし、荷物積載時でも力強い発進性能と登坂性能を実現した。インサイトの技術などを応用した自社製のモーターとリチウムイオン電池を採用し、業務の合間に充電が完了できるよう、約30分でフル充電(気温25度環境下)が可能な新開発の専用急速充電器と組み合わせた。

 

車体は、荷物を積みやすい広くフラットなリアデッキ、乗り降りしやすいフラットなフロアなど、配達などの業務での使い勝手を考慮した。EV-neoをベースに、新聞などの配達に便利な大型リアキャリアと、フロントバスケットの装着に便利なブラケットを標準装備して積載性を高めた「EV-neoPRO」も同時に販売する。

 

国内で年間1000台を販売する計画で、メーカー希望小売価格はEV-neoが車両本体45万4650円(税込)、普通充電器付49万4550円、急速充電器付57万4350円。EV-neoPROは、車両本体が45万9900円、普通充電器付49万9800円、急速充電器付57万9600円――などとなっている。