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安田倉庫、医療機器物流の検品業務をAIでDX化

2025年5月15日 (木)

メディカル安田倉庫は15日、医療機器を取り扱う東京メディカルロジスティクスセンターII(東京都江東区辰巳)でAI(人工知能)画像検品ソリューションを導入したと発表した。検品工程のデジタルトランスフォーメーション推進を狙い、現場への実装を開始した。

医療機器の物流業務では、出荷前検品が品質保証の核となる。正確かつ迅速な検品作業が求められる現場で、目視による従来方式では作業員ごとに精度に違いがあった。作業員の身体的負担が増すことや業務が特定の担当者に依存する状況にも対応が迫られていた。

新たに導入したAI画像検品ソリューションは、製品番号の読み取りから照合までを一括で担い、製品番号や組み合わせ、各製品の数量一致を即座に判定する。これにより、検品作業精度が向上し、作業員の負担軽減と業務の属人化を解消する。現場全体のデジタル化が進み、DXが加速する。

▲AI画像検品ソリューションによる検品の様子(出所:安田倉庫)

同社は医療機器物流分野で多くの実績と知見を積み重ねている。整形外科や診断薬・検査機器の分野では業界トップクラスの取扱数を有する。医療機器製造業、高度管理医療機器販売業・貸与業、そして倉庫業界で初めて医療機器修理業の全区分(特管第1-8区分・非特管第1-9区分)資格も取得し、入出荷からメンテナンス、洗浄、修理まで一貫した受託体制を整えている。

今回のAI画像検品ソリューションを契機に新たなソリューションとして他拠点へも展開する計画が進んでいる。検品工程以外にもAI技術を導入し、2024年に取得したDX認定企業として、より高付加価値のロジスティクスサービスを提供し続ける。あらゆるステークホルダーの期待を超える企業グループを目指す姿勢を示した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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