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HHLA25年度1Q、大幅な増収増益

2025年5月16日 (金)

財務・人事HHLA(ドイツ)は15日、2025年第1四半期の業績について発表した。グループの売上高は前年比20.1%増の4億2630万ユーロ、グループ営業利益(EBIT)は2.1倍の2880万ユーロで増収増益だった。

コンテナ部門の売上高は前年同期比11.4%増の2億640万ユーロ、営業利益(EBIT)同68.3%増の1800万ユーロだった。同社のターミナルにおけるコンテナ取扱量が前年同期比5.5%増の154万4000TEUだった。北米および中東海運地域では海外輸送量が減少したものの、中国向けの輸送量が大幅に増加した。また紅海での一時的な航路調整によりベルギー、フランス、ポルトガルなど他の欧州の港でも貨物量が増加した。フィーダー貨物量も前年比で増加し、フィンランドの輸送量に加えてドイツ国内、ポーランドからのコンテナ取扱量も大幅に増加した。なおフィーダーによる海上輸送の割合は20%だった。国際コンテナターミナルの取扱量は13.8%増の7万2000TEUだった。これは多機能ターミナルHHLA TKエストニアの取扱量が微増したことに加え、2024年第3四半期からオデッサコンテナターミナル(CTO)で海上コンテナの取り扱いが再開されたことが特に寄与した。

インターモーダル部門の売上高は前年同期比33.1%増の2億200万ユーロ、営業利益(EBIT)は同42.1%増の2000万ユーロだった。定常的な価格調整に加え、鉄道輸送が輸送量全体に占める割合が0.9ポイント増の86.3%となったことが寄与した。コンテナ輸送は28.7%増の49万6000TEU、鉄道輸送は30.1%増の42万8000TEUだった。主に北ドイツおよびアドリア海沿岸の港湾、ドイツ語圏諸国における輸送量が増加した。道路輸送も20.4%増の6万8000TEUと大きく伸長した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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