財務・人事HHLA(ドイツ)は14日、2025年上半期の業績について発表した。グループの売上高は前年比16.3%増の8億8450万ユーロ、グループ営業利益(EBIT)は同34.8%増の7940万ユーロと増収増益だった。
コンテナ部門の売上高は前年同期比12.6%増の4億2620万ユーロ、営業利益(EBIT)が同24.5%増の4280万ユーロだった。同社のターミナルでのコンテナ取扱量が前年同期比7.9%増の317万2000TEU。
北米と中東海運地域では海外輸送量が大幅に減少したものの、中国向けの輸送量が大幅に増加。また、紅海での一時的な航路調整によりベルギー、英国、フランス、オランダなど欧州の港でも貨物量が増加した。フィーダー貨物量は前年比で力強い伸びを示し、フィンランドの輸送量に加えポーランド、ドイツ国内のコンテナ取扱量も大幅に増加した。一方、エストニア発の貨物量は減少した。
国際コンテナターミナルの取扱量は28.7%増の16万5000TEU。イタリアでの取扱量の増加に加え、24年第3四半期にウクライナのオデッサコンテナターミナル(CTO)で海上荷役が再開されたことが寄与した。エストニアの多機能ターミナルでも海上荷役量がわずかに増加した。
インターモーダル部門の売上高は前年同期比22.2%増の4億50万ユーロ、営業利益(EBIT)は同23.1%増の4820万ユーロ。コンテナ輸送は19.6%増の99万7000TEU、鉄道輸送は20.2%増の86万3000TEUだった。主に北ドイツ、アドリア海沿岸の港湾、ドイツ語圏諸国での輸送量が増加。道路輸送も16%増の13万3000TEUと伸長した。
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