M&ASGホールディングスは20日、台湾に本社を置くモリソン・エクスプレス・ワールドワイド・コーポレーションの全株式を取得したと発表した。この買収は子会社のSG HOLDINGS GLOBALを通じて進めた。当初はことし7月1日に予定されていた株式取得を、両社の円滑な協議により前倒しで完了した。
SGホールディングスは、SGHビジョン2030として「Grow the new Story. 新しい物流で、新しい社会を、共に育む。」を掲げ、「お客さまおよび社会において、必要不可欠な存在(=インフラ)であり続ける」ことを目指している。ことし4月から開始した中期経営計画「SGH Story 2027」では、「トータルロジスティクスの高度化とグローバル物流の基盤拡大」を基本方針として重点的に推進している。
グローバル物流事業において、グループ会社のエクスポランカホールディングスはアパレル・日用雑貨の海上フレートフォワーディングを強みとする一方、モリソンは電子部品・半導体の航空フレイトフォワーディングを得意としている。両社の強みを組み合わせることで、新規顧客の獲得、ノウハウの共有、事業展開エリアの拡大などのシナジー効果を生み出し、グループの企業価値向上につながると判断し、今回の買収を決定した。
今後、SGホールディングスは協働推進体制を構築し、相互リソースの共有・活用を通じて、シナジー効果の創出と物流課題の解決に向けたサービスの提供を目指す。モリソンは、貨物運送、輸送・通関サービスを提供し、グループの物流子会社の持株事業を展開している。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com