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豊田通商、米の自動車再資源化事業を子会社化

2025年7月11日 (金)

M&A豊田通商は11日、完全子会社の豊田通商アメリカを通じて、米国の大手リサイクル企業ラディウス・リサイクリングの全株式を取得し、完全子会社化したと発表した。株式取得ことし3月に公表した合併契約に基づき、米国時間7月10日に完了した。取得完了後、所定の手続きを経てラディウスは米国ナスダック市場から上場廃止となる予定。

ラディウスは米オレゴン州ポートランドに本社を置き、米国、カナダ、プエルトリコに100か所超の拠点(自動車解体施設、金属リサイクル施設を含む)を展開。オレゴン州には電炉も保有し、鉄・非鉄金属の回収、加工、リサイクルを行う。高度な加工・選別技術を活用し、高品質な再生資源を北米、世界各地の顧客に安定供給する体制を持つ。24年度の取り扱い実績は、使用済み自動車66万台、中古パーツ380万部品、鉄鋼完成品50万トン、鉄リサイクル品450万トン、非鉄リサイクル品30万トンに上る。

豊田通商は半世紀以上にわたり、金属スクラップのリサイクルや使用済み自動車の再資源化など循環型社会の構築を進めてきた。今回の買収により、豊田通商が持つ再生資源を軸としたクローズドなサプライチェーン構築の機能と、ラディウスの強みを掛け合わせ、北米における高品質な再生資源の供給体制を強化し、グローバルな製造業における脱炭素化を推進する方針だ。

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