荷主TOMIN SAKE COMPANY(富山県高岡市)は11日、マイナス30度の不凍液で日本酒を急速冷凍する独自技術「凍眠生酒」の試飲会を7月4日-5日に帝国ホテル東京で開催したと発表した。

(出所:TOMIN SAKE COMPANY)
同社は液体凍結機「凍眠」を使い、酒蔵で搾りたての生酒を冷凍する技術を国内で初めて実用化した。一般的な空気冷凍の20倍の速度で冷凍するため、水とアルコールが分離する前に凍結し、解凍時も味が変化しないという。生酒の劣化臭である「生老香」の主要成分調査では、6か月貯蔵後も劣化臭は感じられない結果を得た。現在、帝国ホテルのオンラインモール「ANoTHER IMPERIAL HOTEL」で全国10蔵の冷凍生酒を販売している。
同社の前川達郎代表取締役は「シンガポールをはじめ欧州、北米、東南アジアなどから引い合いが急増している」と説明。冷凍物流の発達により世界各地へ酒蔵と同じ状態での配送が可能になったとして、日本酒の新しいスタンダード創出を目指すとしている。
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