M&A豊田通商(名古屋市中村区)は14日、完全子会社の豊田通商アメリカを通じて、米国のリサイクル企業ラディアス・リサイクリングの全株式を取得する合併契約を締結したと発表した。本買収により、豊田通商は北米での再生資源供給を強化し、サーキュラーエコノミーの実現に向けた取り組みを加速させる。
ラディアス・リサイクリングは、アメリカ、カナダ、プエルトリコに100か所以上の拠点を持ち、鉄・非鉄金属の回収、加工、リサイクルを行っている。2024年度には、使用済み自動車66万台、中古パーツ380万部品、鉄リサイクル品450万ロングトン、非鉄リサイクル品33.4万ロングトンを取り扱った実績を持つ。同社の強みである高度な選別技術を活用することで、豊田通商は北米市場における高品質な再生資源の供給体制を強化する方針だ。
買収総額は1344億円で、ラディアス・リサイクリングの株主に1株当たり30ドルの現金対価を支払う。2025年第3四半期に買収を完了する。
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