ロジスティクスロジスティード(東京都中央区)、ジャパン・トゥエンティワン(愛知県豊橋市)、矢崎総業(東京都港区)は11日、運輸デジタルビジネス協議会(TDBC)主催の「TDBC Forum 2025」で「事故撲滅と実現のための管理者、乗務員教育」の活動と研究成果を発表した。

▲フォーラムの様子(出所:TDBC)
ジャパン・トゥエンティワンはファミリーマートが重大事故防止や企業ブランド毀損リスク回避を目指し安全対策に注力した事例を紹介。警報装置モービルアイの導入やセンター長への説明、運転手による動画視聴、運転行動のモニタリング、コンクール開催、個別指導など多方面から取り組んだ。現場をしっかり巻き込み、具体的な指導手順を示して成果につながったと報告した。
矢崎総業は安全管理システムを使い、安全ルールの順守を徹底した。事業者ごとの課題を分析し、個別プランを作成。そのうちの1社アルプスウェイではバック運転ルールの見直しにより事故減を実現した。諦めずに課題へ向き合った姿勢と現場の体制強化が効果を上げたと分析した。
ロジスティードは同社の安全運行管理システム「SSCV-Safety」をアルプスウェイなど稼働させ、現場ごとに徹底的に活用した。荷主と一緒に動く体制再設計も進めた。社員一人一人が積極的に変化し、成果を共有する社風づくりもポイントとなるとした。運転手が無事に帰宅するための声がけの工夫も導入した。
各社は運輸安全マネジメントの実現には荷主と現場の強い連携、個別課題への対応、運用体制の再設計が不可欠とした。現場の意識変化と確実なフィードバックが、物流業界の未来を支えると結論づけた。
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