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川崎重工、低濃度CO2分離回収実証設備を建設

2025年7月14日 (月)

荷主川崎重工業は14日、神戸工場(神戸時中央区)において新開発の低濃度CO2分離回収技術Kawasaki CO2 Capture(KCC)の実証設備の建設に着手したと発表した。

▲神戸工場に設置する実証設備のイメージ(出所:川崎重工業)

同設備は、同社独自のCO2回収技術であるKCCを活用し、大気からのCO2回収を行うDirect Air Capture(DAC)と、神戸工場に設置している高効率のガスエンジン発電所の排ガスからCO2を回収するPost-Combustion Capture(PCC)の技術実証を行うもの。実証設備はDACが1モジュールあたり年100-200トンCO2、PCCが年360トンCO2を回収する能力を有する。実証においては、新開発の低濃度CO2を吸収する固体吸収剤を使用するとともに、CO2を脱離するための蒸気生成にはガスエンジン排ガスなどの未利用熱を利用する。

設備は10月に完成予定で、国内および米国のKCC実証成果を踏まえた国内最大級のモジュール構成を採用する。今後、自社で吸収剤の改良および設備の性能向上を進め、大規模展開に向けた技術検証を行う。

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