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五日市運送(広島)が破産手続き開始、TDB調べ

2013年12月5日 (木)

ロジスティクス帝国データバンクによると、広島市佐伯区の運送会社「五日市運送」は11月29日に広島地裁より破産手続き開始決定を受けた。破産管財人には内田喜久弁護士(広島市中区)が選任されている。

同社は、1949年6月創業、67年4月に法人改組した貨物自動車運送業者で、土木建築用の重機・資材の運送を主体に燃料輸送も手掛け、広島県西部で事業を展開、2000年代前半には2億円を超える年収入高を計上していた。

しかし、その後は公共投資の予算削減などで土木建築需要が低迷し、重機・資材の荷扱い量が落ち込んで収入も低下。12年3月期の年収入高は1億円前後にまでダウンしていた。

この間、請負価格の低下と燃料費の値上がりが収益を圧迫、連続赤字を計上して財務内容は債務超過に陥っていた。このため、保有車両の削減や運行効率の改善に努めたが、資金繰りがつかなくなり8月1日に事業を停止、10月30日に自己破産を申請していた。負債は1億7500万円。