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三井造船、ケニア・モンバサ港のクレーン受注

2013年12月9日 (月)

ロジスティクス三井造船は9日、豊田通商と共同で、ケニア運輸省港湾公社(KPA)から東アフリカ最大の貿易港モンバサ港の開発事業向け港湾荷役クレーン6基の製作・据付を受注したと発表した。

受注したのは岸壁用ガントリークレーン2基、ヤード用トランスファークレーン4基で、三井造船がアフリカでクレーンを受注したのは初めて。2015年12月の完工を目指す。

同事業は、日本政府が2003年9月に開催されたアフリカ開発会議で、アフリカ支援の一環として表明した経済インフラ整備を実施するもので、政府が国際協力機構(JICA)を通じて供与する円借款により日本の技術活用条件(STEP)が適用される。

モンバサ港はケニア唯一の国際貿易港で、内陸国のウガンダ、ルワンダ、ブルンジなどへつながる北部回廊の玄関口として、東アフリカ地域全体の経済発展を支える交易拠点。

同港のコンテナ貨物の取扱能力45万TEUに対し、近年の東アフリカの経済発展に伴い、11年時点で77万TEU、15年には115万TEUの取扱量に達する見込みとなっている。

今回の事業によるコンテナターミナルの拡張により、コンテナ取扱能力は120万TEUとなり、同港はケニアを中核とした東アフリカ地域の物流拠点としての位置付けを強化することとなる。